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2012年3月23日

所感 ー最近のいくつかの問題についてー

【調査会NEWS1158】(24.3.23)

 1152号のニュースでも書きましたが、中井洽・元拉致担当相が北朝鮮の日朝国交交渉担当大使である宋日昊とモンゴルで「極秘」接触しようとして果たせず、代わりに元調査会副代表である眞鍋貞樹氏が接触したとのニュースが流れました。

 これについて、私たちは報道されていること以上には承知していませんが、「極秘」がここまで明らかになるというのは「極秘だ」と吹聴している人間がいるか、あるいは余程情報管理がずさんかのどちらかです。もちろん拉致問題について、待っているだけでは進展しないから、少しでも前に進めようとしての行動なのだとは思いますが、客観的に見るならばこのやり方が稚拙であることは明らかと言わざるを得ないでしょう。

 一連の動きは情報が抜けている割に、これまで脱北者支援や日本人妻・帰国者問題をやってきたNGOとは全く連携がないなど、単に日本人妻問題を利用しているのではないかとすら思えます。私自身は拉致問題解決の糸口になるならそれも良いのではないかと考え、人にもそう言ってきましたが、、ことこの動きの推移を見ていると拉致問題につながらないだけでなく、日本人妻問題すらも複雑化させてしまうのではないかと懸念しています。日本人妻問題はそれ自体が重要な人権問題であり、扱いには十分な配慮が必要なことは当然です。関わっている人たちには日本人妻及び帰国者の問題の意味をもう一度考え直してもらいたいと思います。

 北朝鮮側は言うまでもなく日本人妻問題で誤魔化して日本からカネを取ろう、制裁を解除させようと思っていることは明らかです。宋日昊に少なくともそれ以上の権限、つまり拉致被害者を出してくるような決定をする力はありません。今宋日昊が話に乗っているのは格段に細っている対日ルートが切れることが彼らにとって死活問題だからです。

 また、眞鍋氏は去る3月5日、山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件について実施した人権救済申立及び講演会への妨害行為も行っており、その背後には何かあるのではないかとも推測しています。彼に限らず、DNAデータ偽造事件に関しては様々な形での妨害が行われており、それは逆に言えば警察が偽造の事実を認めているということにも他なりません。私たちとしては今後さらに様々な手段を用いて追及の手を強めていくつもりです。

 眞鍋氏は調査会役員として、設立時から一昨年までの7年半にわたり精力的に調査など中心的な役割を担ってきました。彼の活動なくして今日の調査会はなかったと言っても過言ではないのですが、最近の行動については肯定できないことも多く、元調査会役員であることから、調査会の活動との関係等についても疑問を抱く方がおられるため、あえてここで立場を明確にしておく次第です。

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